第3章

検索の作成と編集

検索とは、ユーザーが取引機会を探すために選択した、またはあらかじめ設定したシンボルのグループのことです。検索にはそれぞれ検索結果をフィルタリングするフィルター機能が備わっており、一連のアドバンスト(詳細)基準をベースに検索結果のフィルタリングを行います。これに関しては、後述のアドバンスト検索フィルターで説明します。



新たな検索を始めるには、検索ウィンドウ(画面左上隅近く)内のNew Search(新しい検索)ボタンをクリックします。ユーザー独自の検索を作成する最初のステップは、まずスキャン機能に適用したいシンボルを特定することです。

ベーシック検索(シンボル/商品の選択)

ベーシック検索の機能は、「グルーピング」とも言われます。ユーザーはここで独自のポートフォリオを作成するために、あらかじめ設定されたグループ(通常、特定の取引所に関するシンボルか特定の時間粒度(単位)におけるシンボル)を選択するのか、シンボルを個々に選択するのかを決めることができます。


新しいグループが選択されると、検索名には自動的にグループのデフォルト名が割り当てられます。検索名に関しては、ユーザーがいつでも編集、拡張することができます。


特定のシンボルを検索する場合は、ラジオボタンで「Symbol」を選択し、希望するシンボルを追加します。(FXの通貨ペアやその他のシンボル名を入力し始めると、オートコンプリートリストが表示され、ユーザーの入力に合わせてリストを更新します。)

次に、各シンボルに関連する時間粒度(単位)を選択し、「Add(追加)」ボタンをクリックし、自分のカスタムリストへシンボルを追加します。


注意:検索名は、自分のシンボルリストに追加されるごとに最新のシンボルへと自動的に変更されます。

検索名
検索ウィンドウの下部には、検索名を入力するテキストフィールドが表示されます。このフィールドは最後に選択されたグループへ、あるいはカスタムリストへ最後に追加されたシンボルへと自動的に変更されます。検索名には、重要な文書を保存する時に内容を説明するようなファイル名をつけるのと同じように、常に意味のある名前を付けることを推奨します。検索名は検索ウィンドウ(C)に表示されます。

ベーシック検索作成手順の最後のステップとして、ポップアップウィンドウの下部に表示される「Create Search(検索を作成)」ボタンをクリックします。


アドバンスト検索フィルター

新しい検索、または既存の検索へ「Advance Search(アドバンスト検索)」フィルターを作成するには、ベーシック検索オプションの下部にある「Advance Search」リンクを選択します。


アドバンスト検索画面が展開し、検索条件を絞り込むための追加基準リストを表示します。Chart Patterns(チャートパターン)、Fibonacci Patterns(フィボナッチパターン)、Key Levels(キーレベル)の3つのタブが表示されていることを確認してください。各タブをクリックし、チャートパターン、フィボナッチパターン、キーレベルそれぞれで検索条件の絞り込みを行う特定の基準を選択します。

選択されたタブはライトグレーでハイライト表示され、選択された分析タイプに関連するフィルター基準の変更が可能になります。


注意:アドバンストフィルター基準の設定では、あまり制限しすぎないように注意してください。フィルター基準のうち2、3の設定は限定的になりがちで、最終的に検索結果に何もヒットしない原因となります。結果ウィンドウに「No Patterns Found(該当するパターンが見つかりません)」というメッセージが表示された場合、検索結果が限定的になりすぎていないかを確認します。

それぞれの検索基準に関しては、後述の別セクションで説明します。

アドバンストフィルター:Chart Patterns(チャートパターン)

価格幅

この機能は主に、普通株やCFDのスキャンを行う際に役立ちます。ユーザーは表示されたテキストボックス内で価格幅の上限(Maximum Price)、下限(Minimum Price)を設定することができます。例えば安価な株に限定するほか高価な株に限定することもできます。

ディレクション

検索結果は、パターンが特定された後に期待する価格変動結果の方向に従い、フィルタリングを行うことができます。すべてのパターンは、強気傾向にあるのか、弱気傾向にあるのかのいずれかです。特定の市場の方向性に興味がある場合は、ここで該当するラジオボタンをクリックすることで選択することができます。

トレンドの転換

チャートパターンが分かると、期待する価格変動は最初のトレンドと同じ方向に向くのか、あるいは逆方向に向くのかのいずれかになります。パターンが特定された後の期待する価格変動が最初のトレンドと同じ方向である場合を継続パターンと呼びます。逆に最初のトレンドと逆方向にある場合を、反転パターンと呼びます。

市場傾向(拡大傾向にあるのか、横ばいの傾向なのか)に基づき、継続パターンか反転パターンか、ユーザーの興味も変わるケースがあります。ここではそうした場合、該当するラジオボタンをクリックすることで自分の好みのパターンに合わせ、フィルタリングを行うことができます。

最小のパターンの長さ


パターンの長さは、パターンに含まれる価格チャートのローソク足(バー)の数によって決まります。例えばグラフ上でパターンの長さが30で、60分バーを伴う場合、パターンは30時間にわたり形成されたことを意味します。

パターンの長さが長いほど、高品質になる傾向があります。そのためスライダーを使って最小のパターンの長さを設定することで、短いパターンをフィルタリングすることができます。

チャートパターン品質インディケーター
オートチャーティストはチャートパターンの品質を測定するために5つの客観的インディケーター(指標)を自動的に評価します。Clarity(明確さ)、Initial Trend(最初のトレンド)、 Volume(ボリューム)、 Uniformity(均等性)、Breakout strength(ブレイクアウトの強さ)がその5つのインディケーターになります。

品質インディケーターはパターンのビジュアル度を示します。高品質のパターンとは、自然な状態でも見た目が良く、均一がとれ、対称的に見えます。全体的な品質尺度は、その他すべてのインディケーターの相加平均となります。

品質は0~10の評価値で表されます。10が最高品質で、0は最も品質が劣ることを示します。スライダーを使用し、自分の検索に要求されるパターン品質のレベルを設定します。(以下の図を参照)



このセクションで設定する内容が品質の最低要件を決めるということを覚えておくことは重要です。最低基準が低いほど、検索基準を通過するパターン数が多くなります。また要件を厳しく設定しすぎると、検索結果の件数が非常に少なくなるか、またはまったくないケースが発生することもあります。すべての品質インディケーターフィルターがゼロに設定された場合、いずれの結果も品質面においてフィルタリングされず、すべての検索結果がそのまま最終的な結果となります。

チャートパターン品質インディケーターの概要:
Clarity(明確さ):Clarityは、価格グラフの「ノイズ」レベルを示します。価格変動にトゲのように小刻みな上下の揺れが多ければ、明確さの度合いは低いということになります。

Initial Trend(最初のトレンド):パターン形成前のトレンドの強さは、パターンの視覚的品質を測る優れた尺度となります。長く、安定したInitial Trendは、この指標で高い評価を得ることになります。

Volume(ボリューム):Volumeは相場の価値を測定する重要なインディケーターです。相場が上向き、あるいは下向きに大きく変動を起こした場合、相場の動きの強さは動きがあった時間(期間)のボリュームによって決まります。相場の価格変動が起きている間のボリュームが大きいほど、その変動はより価値が高いということになります。Volumeは普通株やETFのような証券取引所で取引される商品にのみ該当します。

Uniformity(均等性):支持線や抵抗線に接する点が長時間にわたりより均等である場合、そのパターンの均等性の評価はより高いということになります。

Breakout strength(ブレイクアウトの強さ):価格が支持線、抵抗線を越える時の勢いが、以前のサイコロジカルラインを突破(ブレイク)するための重要なポイントになります。ブレイクアウトが強いほど理論的により強い裏付けを表し、予想範囲に到達するチャンスがより高いことを示します。

チャートパターンのタイプ

オートチャーティストが識別するチャートパターンには16種類のタイプがあります。このいずれのタイプも検索のアドバンストフィルターセクションでフィルタリングをかけることができます。パターンに関するそれぞれの詳細は、パターン横の アイコン  をクリックしてください。



アドバンストフィルター:Fibonacci Patterns(フィボナッチパターン)

価格幅

この機能は主に、普通株やCFDのスキャンを行う際に役立ちます。ユーザーは表示されたテキストボックス内で価格幅の上限(Maximum Price)、下限(Minimum Price)を設定することができます。例えば安価な株に限定するほか高価な株に限定することもできます。

ディレクション


検索結果は、パターンが特定された後に期待する価格変動結果の方向に従い、フィルタリングを行うことができます。すべてのパターンは、強気傾向にあるのか、弱気傾向にあるのかのいずれかです。特定の市場の方向性に興味がある場合は、ここで該当するラジオボタンをクリックすることで選択することができます。

最小のパターンの長さ


パターンの長さは、パターンに含まれる価格チャートのローソク足(バー)の数によって決まります。例えばグラフ上でパターンの長さが30で、60分バーを伴う場合、パターンは30時間にわたり形成されたことを意味します。

パターンの長さが長いほど、高品質である傾向があります。そのため、スライダーを使って最小のパターンの長さを設定することで、短いパターンを排除するようフィルタリングを設定することができます。

フィボナッチパターン品質インディケーター:
3つの客観的インディケーター(指標)がフィボナッチパターンの品質を測定します。各インディケーターに関しては、以下で説明します。

品質インディケーターはパターンのビジュアル度を示します。高品質のパターンとは、自然な状態でも見た目が良く、均一がとれ、対称的に見えます。全体的な品質尺度は、その他すべてのインディケーターの相加平均となります。

品質は0~10の評価値で表されます。10が最高品質で、0は最も品質が劣ることを示します。スライダーを使用し、自分の検索に要求されるパターン品質のレベルを設定します。(以下の図を参照)


Clarity(明確さ)
Clarityは、価格グラフの「ノイズ」レベルを示します。価格変動にトゲのように小刻みな上下の揺れが多ければ、明確さの度合いは低いということになります。

Time Symmetry(時間の対称性)
転換点間の時間の差は、価格レベルで特定されるフィボナッチ指数と同じものに従います。

Price Symmetry(価格の対称性)
価格の対称性は特定された比率が、誤差の範囲内で理論上のフィボナッチ指標と合致します。そのため誤差の範囲が狭いほど、価格の対称性は高いといえます。

フィボナッチパターンのタイプ

オートチャーティストが識別するフィボナッチパターンには6種類の異なるタイプがあります。このいずれのタイプも検索のアドバンストフィルターセクションでフィルタリングをかけることができます。パターンに関するそれぞれの詳細は、パターン横の アイコンをクリックしてください。


キーレベル

チャートパターン、フィボナッチパターン、キーレベルには、それぞれ独自の検索基準が伴います。各セクションに関しては、以下で説明します。

価格幅


この機能は主に、普通株やCFDのスキャンを行う際に役立ちます。ユーザーは表示されたテキストボックス内で価格幅の上限(Maximum Price)、下限(Minimum Price)を設定することができます。例えば安価な株に限定するほか高価な株に限定することもできます。

最小のパターンの長さ

パターンの長さは、パターンに含まれる価格チャートのローソク足(バー)の数によって決まります。例えばグラフ上でパターンの長さが30で、60分バーを伴う場合、パターンは30時間にわたり形成されたことを意味します。

パターンの長さが長いほど、高品質になる傾向があります。そのためスライダーを使って最小のパターンの長さを設定することで、短いパターンを排除するようフィルタリングを設定することができます。

品質インディケーター

キーレベルには、その重要性を示すインディケーターが一つあります。それは価格グラフが支持線、または抵抗線に接する点の数の測定です。接点が多いということは、このレベルでの支持線や抵抗線が重要であるという根拠をより確かなものにし、線が突破されていれば価格の勢いが強いと予測されます。


デフォルト設定では、キーレベルには少なくとも3つの接点がありますが、この一連のラジオボタンによりユーザーは最小接点数がより多いものを指定し、フィルタリングを設定することができます。このフィルターに設定する接点数の数が多いほど、概して品質は上がりますが、表示される結果件数はより少ないものとなります。

キーレベルパターンのタイプ

キーレベルのタイプには、支持、抵抗の2種類のタイプしかありません。水平の支持線はテストが行われ、上から接触する低価格レベルであり、水平の抵抗線は下から接触し、強気の方向にブレイクする価格上限です。


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